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水色桔梗

明智光秀公の家紋は「桔梗紋」です。

 

「桔梗紋」は、優雅で美しい家紋で、桔梗の「木」へんを取ると、「更に吉(さらによし)」と読むことができ、縁起の良い意味となります。

 

 そう考えると、本能寺の変の時、兵士が担いでいた旗に「桔梗紋」が描かれていたため光秀公による襲撃と認識して、信長が「是非に及ばず」と言ったというエピソードは、もしかしたら、”謀反”を感じたのではなく、それこそ本能的に、よりよい未来を見据えて「これで良いのだ」と覚悟した瞬間だったのではないでしょうか?

 

戦国時代、黒一色の家紋の中にあって水色の家紋はかなり目立ち、光秀公は水色の旗に桔梗を描いていたので、彼の旗は特に「水色桔梗」と呼ばれていたようです。

 

実は、明智神社奉賛会の法被の色も、この水色桔梗としています。 

 

6月下旬には、近所で紫色の桔梗の花が優雅に咲いていました。